散骨を望む方が国内外でここ数年で大変増えています。
粉骨(微粉末)することで分骨や散骨が可能となりますが、欧米では遺骨の形そのままを見る事を惨酷とみるようです。そのようなことから粉骨して森や川や海など想い出の場所などにお骨を散骨することが一般的であり、自然に還してあげるという点で通例となっています。
日本でも青森県三本木農業高校動物学科の生徒が、2012年から始めた活動です。犬や猫の遺骨を土に返して花を育てる活動「命の花プロジェクト」が、多くの人の共感を呼んでいます。命の大切さ・尊さを、遺骨を土に返して花を育てる活動を通じて、私たちに教えてくれました。
手元にお骨を置き、心の整理をする時間は必要です。しかし、それにも限りがあります。粉骨した遺骨を土に混ぜ、花を咲かせて命を蘇らせ、そして、花を見るたび亡くなった家族のことを考えてみませんか。もともと大自然からいただいた命です。最後を「ありがとう」の気持ちとともに、大自然に還してあげましょう。
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土に混ぜるということに抵抗がある方には、水溶性の特殊袋(写真)がありますので、それに粉骨を入れます。
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土と一緒にポットやプランターの底のほうに袋を入れます。
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好きな花の種または苗を植えます。
可愛く咲いた花、動植物の違いを超えて蘇った何かを感じるから不思議です。